アットマークテクノ、EMS-JP グループと組み込み機器のカスタマイズ開発サービスを開始
〜 超小型CPU モジュール「Armadillo-500」を利用 〜
2007年11月1日
株式会社アットマークテクノ
EMS-JPグループ
これまでEMS-JPグループは主に首都圏の豊富な「もの創りネットワーク」を最大限に活用し、電子機器の開発・製造を行ってまいりましたが株式会社アットマークテクノ(本社:北海道札幌市、代表取締役 実吉 智裕)と電子機器に特化した製
造業コンソーシアムEMS-JP グループ(所在地:東京都世田谷区、事務局長 岡 祐之)は、アットマークテ
クノ社の超小型CPU モジュール「Armadillo-500(アルマジロ-500)」を利用した組み込み機器のカスタマイ
ズ開発サービスを開始します。
「Armadillo-500」はARM11 プロセッサを搭載した超小型のCPU モジュールです。名刺の1/3 程度とい
う小型サイズながら動画処理まで実現する高い処理能力を持ち、かつ1W(ワット)以下の低消費電力を実
現しています。
組み込み機器に必要な中核部分にArmadillo-500 を用い、要求仕様に応じて各種インターフェース部
分をカスタマイズ作成した拡張ボードと組み合わせることで、様々な組み込み機器を短期間かつ低コストで
開発することができます。
Armadillo-500 は設計難易度が高い中核部分を高度に集積しているので、比較
的容易に設計できる拡張ボード部分だけをカスタマイズ作成することで、各種の要望に応えることが可能と
なるからです。
このたび開始するサービスは、EMS-JP グループがアットマークテクノから提供されるArmadillo-500 とそ
の関連技術を元に、グループの開発力と製造力を活かしたお客様向けのカスタマイズを行うもので、多品
種少量生産の「ものづくり」をワンストップで提供するサービスの実現を目指します。
EMS-JP グループは電子機器の製造業コンソーシアムで、2007 年10 月現在40 社以上の企業が加盟
しています。
本サービスの開始に伴い、電子回路やプリント基板、樹脂や金属などの筐体の機構などハー
ドウェアに関する開発・製造企業、アプリケーションソフトからデバイスドライバまでソフトウェアに関する開発
企業など、さまざまな分野で強みを持つグループ内の各企業が「Armadillo カスタマイズパートナー」として
集い、お客様の各種のご要望にきめ細かく応えてまいります。
サービスの開始に先立ち、2007 年11 月14 日(水)〜16 日(金)までパシフィコ横浜にて開催される「組
込み総合技術展ET2007」のアットマークテクノ社ブース(ブースNo.F-01)にて、Armadillo-500 の展示を
行うとともに、「Armadillo-500 カスタマイズ相談会」を開催します。
「Armadillo-500 カスタマイズ相談会」で
は、ソフトウェア開発からハードウェア開発、機構設計、製造・量産などArmadillo-500 を使用した組み込み
機器の開発に関する各種のご相談を受け付けます(※要事前予約、空き時間に応じて当日の予約も一部
可。
予約方法の詳細はアットマークテクノ社Web サイトに掲載)。
■EMS-JP グループ(EMS-JP group)
EMS-JP グループは、2005 年5 月に中心企業5 社(コアスタッフ株式会社、株式会社NT マイクロシステムズ、
吉田工業株式会社、株式会社アイテス、ノダネーム株式会社)が中心となって設立されたコンソーシアムです。
電子機器の製造・開発に特化した関連企業約41 社で構成され、「jp ポータル」という独自のWeb サイト
(http://www.ems-jp.net/)をグループ内で活用し、電子機器に関する案件を積極的に受注しています。
■株式会社アットマークテクノ(Atmark Techno, Inc.)
株式会社アットマークテクノは、 1997 年11 月に設立されたシステムハウスです。
マイコンを使用した組み込み
機器のハードウェア/ソフトウェアの総合的な開発を得意とし、Linux に対応した小型CPU ボードを中心に、情
報家電向けに特化した技術開発を行っています。